どうも、荒ぶる兼業賃貸屋の 郷れむ です。
立地?それとも広さ?
住みたいお部屋に、何を重視するかによって候補になるお部屋が変わりますよね。
よく天秤にかけられるのが「広さ」か「立地」か問題!
今回は「立地」について昨今の物件事情をざっくりと。
都心のせまい家に需要あり!
賃貸物件選びで、立地を再優先する人たちに人気の物件として話題になっている
都心の狭小賃貸物件!
つまり、せまい家です。
昔から、地方から上京してきた人たちを中心に「都心の一等地に住みたい!」という根強いニーズはありますが、地価の高い都心では家賃は高額です。(また、10月からの増税にともない、更に家賃は上がるでしょう。)
今までは、地価が高いがために潜在的なニーズがありながらも都心の一等地のせまい物件供給がなかったのです。
そんな潜在的なニーズを救い上げる形で登場したのが、「狭小物件」です。
単身者向けの物件といえば、お客さまのリクエストでいうと1Kまたは1DKで
広さは6~7畳が最低条件というのがこれまでの常識でした。※
しかし、その常識をくつがえす形で
面積をせまくすることで家賃を抑えて、立地の良いところに住む
という選択肢もあります。
どんな物件を、狭小物件と言うのか。ざっと特徴と、どんな人に向いているのかをまとめました。
※国土交通省が掲げる、健康で文化的な生活を営むのに必要「最低居住面積水準」では単身者で25㎡とされており、ワンルーム、1Kがほぼその水準に当てはまります。自治体によっては、25㎡以下の新築物件をあんまり建てなさんなと言ってるところもあります。
最近の都心の「せまい物件」の特徴
最近はやりの都心の狭小物件、工夫が凝らされたいろいろな物件を見てきましたが
大きく共通することをまとめてみました。
1:広さは4〜5帖ほど!?
従来の常識からは狭すぎると言われるであろう、4畳以下の広さの部屋!
面積に直すと15平米以下の物件が中心ですね。中には10平米前後しかない極小物件もあります。ただでさえ狭いと言われる都心の賃貸物件ですので、首都圏外から上京する方や、実家から初めて出る方が内見すると、びっくりされます。
この狭さゆえ、身の回りの半径3m以内で衣食住が完結してしまったりします。
2:キッチンは最低限
一応キッチンはありますが、設備は最低限の給湯室レベルです。調理スペースを工夫しながら自炊する人もいますが、外食中心の生活なので自宅で料理はしないという人にとってはキッチンの狭さは欠点になりません。電子レンジをキッチンに置けば解決です。
3:シャワー室。水回りは外で?
湯船?そんなものはない。
自宅でゆっくりお風呂に入りたい!という方には不向きですが、シャワーを浴びるだけという方にはむしろちょうどいいでしょう。
よくある解決法は、お風呂付きの24時間スポーツジムの会員になることです。運動もできて、ゆっくりお風呂にも入れます。しかも会費は定額ですから、好きなだけお風呂に入れます。
番外編:こんな物件もありました
私が今までお客様にご紹介した図面の中には、なんと
トイレの仕切りをとっぱらった物件 もありましたw
ワンルームにトイレがおもむろに置いてあるんですよ。
一人暮らしを前提とした、無駄を徹底的に排除した洗練されたデザイナーズ物件、これぞ匠の技です。
立地のよさは譲れない!
これが今、不動産業界の常識と、国交省の思惑を裏切るように着実に浸透しています。
これらの狭小物件は、ここ10年で一気に出てきたものが多いので、築浅物件として紹介されます。築浅がいい人にとっては好都合。ほとんどが時間をかけずに入居者で埋まるほど高い人気を集めています。そのうえ、新築だと敷金礼金ゼロゼロキャンペーンもやっていることも!
布団を敷くだけで精一杯というほどの狭小物件が人気を集める理由は、なんといっても立地のよさ!狭小物件の多くは人気エリアの一等地に立地しています。
とくに渋谷や新宿などの一等地やその周辺など、地価の高いエリアにあることから、立地や利便性を再優先に物件を選ぶ人たちにとって非常に魅力的な物件となっています。
お部屋の住みやすさ、快適さだけを考えれば、せまい部屋に住むことは決してお得とはいえません。しかし、利便性と効率を重視される方には、むしろ快適かもしれませんね。とくに立地の良いの物件だと、15平米以下の狭さでも家賃は6〜7万円台と一般的な単身者が負担する家賃と大差ない水準です。狭いかわりに立地がいいので、家賃水準はそれほど下がらないんですよね、
どんな人におすすめ? - コスパが良いかは人による –
そんな狭い部屋で暮らせるの!?と疑問に思われるかもしれません。
狭小住宅には収納がほとんどありませんが、このような物件を選ぶ人はそもそも荷物が少なく、じゃまにならないだけの家具を厳選し、荷物を減らした生活を送っている人が多いです。
必要以上のものを持たないミニマリスト的な生活をイメージしがちですが、案外そうでもないですよ!趣味の道具を置いたりフィギュアやポスターを飾ったりと、限られたスペースでも有効に使える部分を活かして不便にならないような工夫をこらしています。
コンテナスペースを活用して普段使わない荷物は外部に預けてたり必要に応じて家具や家電をレンタルしたりと、アイデアを活かして楽しく毎日を過ごせます。
わたしの一人暮らし時代も、まあまあ狭い家に住んでおりましたが、不要になったものはすぐにフリマアプリに売りに出して部屋のスペースを保っておりましたw
セカンドハウスにもおすすめ!!
また、本拠地は別のところにありながら都心で仕事の時に寄ったり、都心で用事があるときに寝泊まりしたり、物置に利用したりという、セカンドハウスとして借りる方も多いです。
何度も行き来するのに、ホテルをいちいち予約するよりもコスパが良い、というケースもあります。
カプセルホテルとビジネスホテルの間、といった認識が近いのではないでしょうか。
まとめ
デメリットが目につきながらもメリットも多く、ライフスタイルによっては非常に魅力ある物件になります。
とにかく
・一等地の物件を借りたい
・自宅の機能は最低限でいい
・荷物は少ない方
・セカンドハウス向き
という人にはピッタリの物件です!
都心に近いところに住みたい方、これから東京で一旗揚げたい方は選択肢のひとつとしてを候補に入れてみてくださいね!
もちろんKURESTAでも、狭小物件たくさんご紹介できますよ♡
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ストーリーも是非チェックしてみてくださいね♡
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